SHURE SRH840
SHUREのSRH840を購入しました。
まだエージング中なのですが、とりあえず雑感。
(色々聴いたトータルのイメージだと今の所ちょっと低音が強い様に感じますが、エージングで中~高音域が上がってくれば良い感じになるかなと思ってます)
一番は、SHURE自身が売りにしてる通り、音の解像度が高いです。今まで聴こえなかった音も聴こえてくるので、そういった意味では違和感というか、新しい発見があります。
記憶上では音の無い所で音が鳴ってるので逆に目立つんですかね。そんな感じです。
いくつか曲を聞いた感じだと、まぁモニター用ヘッドフォンという事もあるので、原音に忠実ですね。
つまりミックス時のクセや編集がそのまま出てきます。うまく調整された音も、そうでない音もそのまま出てくる。
カラヤン指揮の「シェエラザード」(1967年収録)を聴いてみたんですが、一つ一つの楽器の音は繊細に聴こえます。特にハープの高音域あたりはとても綺麗です。また残響や余韻もより自然な感じに鳴ります。
逆に、編集のミス(明らかに切り貼りした部分)も顕著に聴こえてきます。急に残響だけか消える所とか。今までも気づいていたんですが、他にも何カ所かそれっぽい箇所を発見しました。ちょっと凹んだw。
(これをTwitterに流したら「ハイビジョンで言う『見え過ぎ』と同じですね」というRTが。まさにその通り!)
あと気づいた所だと、ジャズピアニストのRandy Westonはピアノ弾きながら結構歌ってるのねw。
ロック系だと、ガンズはギターが強調されたミックス(といってもちゃんとベースもしっかりしてる)だし、Queenはその当時の機材の音(ちょっともっさりしてるが仕様がない)で聴こえます。
あとiTunes上でいくつかの曲に対してイコライザ設定をしていたんですが、SRH840でそのまま聴くと逆に変な音になってしまいました。その設定をフラットにすれば好みの音になりました。
何が言いたいかというと、結果的にイコライザ設定は曲に対して行っていたのではなく、今まで使っていたヘッドフォン/スピーカーに対して行っていた、という事を改めて感じました。
出てきた音に対してヘッドフォンの特性が合わないから、イコライザで無理矢理合わせていたと。
しかしこのSRH840は音をそのまま鳴らしてくれるので、音質調整する必要が無い。。。というか、少なくともCD制作側は聴いて欲しい音質調整を既に施している筈なので、その音に非常に近い音で鳴ってくれる訳です。
(まだエージング中なので確定ではありませんが。。。今の所iTunesのイコライザで言うと125hzを一メモリ弱くしたのが個人的には好みです。後々フラットになってくれれば良いんですがね)
と書いてて気づいたんですが、このSRH840に求める物は「音質(低音が~高音が~)」ではなく、「音の輪郭」ですね。
つまりSRH840について「音質のバランスはどうか?」と聞かれたら「その曲のミックス次第」という答えになります。
ただ音そのものは際立っているので「一つ一つの音の輪郭」という意味ではかなりくっきりしていると言えます。結局それも収録時の音質のクオリティではあるんですが。
そこを突き詰めて行くと、機材メーカーからスタジオデザイナー、録音スタッフの技量っていうのはやはり「巧の技」なんですね。上記「シェエラザード」だと42年前に「高い解像度」を記録してくれていたんですから。恐れ入ります。
そしてこの性能が、2万円前後という破格の値段。ここが一番驚くところかと。
という訳で、原音の忠実さと音の輪郭を求める方へのヘッドフォンという事でオススメします。もちろん制作側にもオススメ出来る逸品だと思いますよ。
まだエージング中なのですが、とりあえず雑感。
(色々聴いたトータルのイメージだと今の所ちょっと低音が強い様に感じますが、エージングで中~高音域が上がってくれば良い感じになるかなと思ってます)
一番は、SHURE自身が売りにしてる通り、音の解像度が高いです。今まで聴こえなかった音も聴こえてくるので、そういった意味では違和感というか、新しい発見があります。
記憶上では音の無い所で音が鳴ってるので逆に目立つんですかね。そんな感じです。
いくつか曲を聞いた感じだと、まぁモニター用ヘッドフォンという事もあるので、原音に忠実ですね。
つまりミックス時のクセや編集がそのまま出てきます。うまく調整された音も、そうでない音もそのまま出てくる。
カラヤン指揮の「シェエラザード」(1967年収録)を聴いてみたんですが、一つ一つの楽器の音は繊細に聴こえます。特にハープの高音域あたりはとても綺麗です。また残響や余韻もより自然な感じに鳴ります。
逆に、編集のミス(明らかに切り貼りした部分)も顕著に聴こえてきます。急に残響だけか消える所とか。今までも気づいていたんですが、他にも何カ所かそれっぽい箇所を発見しました。ちょっと凹んだw。
(これをTwitterに流したら「ハイビジョンで言う『見え過ぎ』と同じですね」というRTが。まさにその通り!)
あと気づいた所だと、ジャズピアニストのRandy Westonはピアノ弾きながら結構歌ってるのねw。
ロック系だと、ガンズはギターが強調されたミックス(といってもちゃんとベースもしっかりしてる)だし、Queenはその当時の機材の音(ちょっともっさりしてるが仕様がない)で聴こえます。
あとiTunes上でいくつかの曲に対してイコライザ設定をしていたんですが、SRH840でそのまま聴くと逆に変な音になってしまいました。その設定をフラットにすれば好みの音になりました。
何が言いたいかというと、結果的にイコライザ設定は曲に対して行っていたのではなく、今まで使っていたヘッドフォン/スピーカーに対して行っていた、という事を改めて感じました。
出てきた音に対してヘッドフォンの特性が合わないから、イコライザで無理矢理合わせていたと。
しかしこのSRH840は音をそのまま鳴らしてくれるので、音質調整する必要が無い。。。というか、少なくともCD制作側は聴いて欲しい音質調整を既に施している筈なので、その音に非常に近い音で鳴ってくれる訳です。
(まだエージング中なので確定ではありませんが。。。今の所iTunesのイコライザで言うと125hzを一メモリ弱くしたのが個人的には好みです。後々フラットになってくれれば良いんですがね)
と書いてて気づいたんですが、このSRH840に求める物は「音質(低音が~高音が~)」ではなく、「音の輪郭」ですね。
つまりSRH840について「音質のバランスはどうか?」と聞かれたら「その曲のミックス次第」という答えになります。
ただ音そのものは際立っているので「一つ一つの音の輪郭」という意味ではかなりくっきりしていると言えます。結局それも収録時の音質のクオリティではあるんですが。
そこを突き詰めて行くと、機材メーカーからスタジオデザイナー、録音スタッフの技量っていうのはやはり「巧の技」なんですね。上記「シェエラザード」だと42年前に「高い解像度」を記録してくれていたんですから。恐れ入ります。
そしてこの性能が、2万円前後という破格の値段。ここが一番驚くところかと。
という訳で、原音の忠実さと音の輪郭を求める方へのヘッドフォンという事でオススメします。もちろん制作側にもオススメ出来る逸品だと思いますよ。
- 関連記事
| Music | 23:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑