Mac miniでクワイア
Quantum Leap Symphonic Choirs(QLSC)を買いましたー。
このQLSC、初音ミクさんの様に台詞を歌わせる事が出来ます。
これをMac mini(Core2Duo 2G/mem4G)+Logic Pro8で使ってみたので、メモ目的も兼ねて書いてみます。
続きでどうぞ。
下記はSaffire PRO 40&外付けHDDのディジーチェーンをご検討の方向け情報です。
QLSCを買うにあたって、さすがにDFDによるレイテンシの心配があったので、FW800のHDD、LaCie d2 Quadra (500GB)も追加購入しました。
(実作業としては、まだ本格的な使い方はしてません)
このHDDからSaffire PRO 40にディジーチェーンしてますが、Mac miniとHDD、Saffireの全てに電源投入すると音が鳴らない現象が起こります。Saffireが認識されてない訳ではなく、音のデータだけ出力されない感じです(サウンド/Audio MIDI設定では割り当てられているし、Saffire ControlでMONITORの設定をいじっても反応しますが、レベルメーターは反応無し)。
とりあえず再起動すれば問題は解決するので、今の所それで回避してます。
まだ調べてませんが、電源投入の順番などのコツがありそうです。
調べました。結果、Saffireを最初に、次にHDD、最後にMac miniを起動すれば問題なく起動できます。まぁ昔から言われてる「一番遠くにある周辺機器から」って言う定説のまんまでした。
さらに調べたんですが、どうもそれでも無い様です。今の所一番確実なのは
「HDDとMacが起動完了した後にSaffireの電源を入れる(または入れ直す)」です。
一番困ったのはスリープから復帰するとSaffireから音が出ない事。今の所100%です。
DAWが起動していると、Core Audioが初期化されるのでちょっと困った事に。
ちょっとオススメできなくなってきました。。。
ちなみに配線は、Mac-HDD-(800-400変換ケーブルで)-Saffire となってます。
FW400で繋げばいけるかなぁ。。。また調べます。
ーー追記 & 訂正ーー
LaCieのFW400ポート経由でSaffireと接続した所、起動およびスリープ復帰時にも認識してくれる様になりました。
またスリープ時ですが、LaCieもちゃんとスリープしてくれている様です。フロントの青いランプは点いたままなので勘違いしてました。すいません。
このQLSC、初音ミクさんの様に台詞を歌わせる事が出来ます。
これをMac mini(Core2Duo 2G/mem4G)+Logic Pro8で使ってみたので、メモ目的も兼ねて書いてみます。
続きでどうぞ。
下記はSaffire PRO 40&外付けHDDのディジーチェーンをご検討の方向け情報です。
QLSCを買うにあたって、さすがにDFDによるレイテンシの心配があったので、FW800のHDD、LaCie d2 Quadra (500GB)も追加購入しました。
(実作業としては、まだ本格的な使い方はしてません)
このHDDからSaffire PRO 40にディジーチェーンしてますが、Mac miniとHDD、Saffireの全てに電源投入すると音が鳴らない現象が起こります。Saffireが認識されてない訳ではなく、音のデータだけ出力されない感じです(サウンド/Audio MIDI設定では割り当てられているし、Saffire ControlでMONITORの設定をいじっても反応しますが、レベルメーターは反応無し)。
とりあえず再起動すれば問題は解決するので、今の所それで回避してます。
調べました。結果、Saffireを最初に、次にHDD、最後にMac miniを起動すれば問題なく起動できます。まぁ昔から言われてる「一番遠くにある周辺機器から」って言う定説のまんまでした。
さらに調べたんですが、どうもそれでも無い様です。今の所一番確実なのは
「HDDとMacが起動完了した後にSaffireの電源を入れる(または入れ直す)」です。
一番困ったのはスリープから復帰するとSaffireから音が出ない事。今の所100%です。
DAWが起動していると、Core Audioが初期化されるのでちょっと困った事に。
ちょっとオススメできなくなってきました。。。
ちなみに配線は、Mac-HDD-(800-400変換ケーブルで)-Saffire となってます。
FW400で繋げばいけるかなぁ。。。また調べます。
ーー追記 & 訂正ーー
LaCieのFW400ポート経由でSaffireと接続した所、起動およびスリープ復帰時にも認識してくれる様になりました。
またスリープ時ですが、LaCieもちゃんとスリープしてくれている様です。フロントの青いランプは点いたままなので勘違いしてました。すいません。
さて本題。
まずQLSC単体を試したんですが、特に問題無く再生、演奏出来ました。
が。Word Builderでの使用はちょっとキツいです。
発声というか台詞にもよりますが、ディスクよりCPU処理のほうで処理が追いつかず音が飛びます。5音以上の和音や、速い演奏だと顕著になります。
インストール先は外付けHDD(FW800)ですが、上記の通りCPUのほうが音を上げるので、ディスクI/O的には内蔵でも問題無い様に思います。
ですがLogic Proでの使用だと、Word Builderをスタンドアローンで立ち上げる必要がある為(というかPlug-inで使えないため)、4声で歌わせる事が元々出来ない模様。
という事は、1パートずつ録音してオーディオファイル化するって事で、それならばレイテンシの問題は別録でやればその時点で解消出来る訳で、多少バッファ(と台詞)を調整すれば行けそうです。
って事で、LogicにQLSC/Word Builder専用のテンプレを作る事にしました。
ーーーーー
とりあえず処理を軽くする為に、まず無駄なトラック/プラグイン/Instsは全て削除。必要最小限の構成にします。
次に色々試してみて、オーバーフローを抑える為に有効だろうと思う対処法を考えました。
QLSCを買ったばかりなので見落としてるかもしれませんが、発音数はQLSCの発音リミット設定を無視してどんどん鳴ります。
「歌わせる」という仕様上、色々な発音のサンプルを用意しないといけないのでしょうがないのですが、これがオーバーフローの原因でもある事は確か。
1声で再生する分にはかなり抑えられますが、それでもたまに音が飛んでしまいます。
って事でもしそうなったら、「リリースを削除する」という手があります。

リリース用の音は左側のチェックを外す事で発音させない様にできます。これによって処理が軽くなります。
ー追記ー
今日本家East Westのサイトにあるチュートリアルを見てたんですが、その中で他のレイヤーのリリースも削除していました。いやー気付かなかったわw。これでさらに処理を軽く出来ますね。

これと同じ様に、Word Builderの台詞のリリースも出来る限り短くして次の音にかぶらない様にすれば、発音数が稼げて処理軽減に繋がるかもしれません。そこまでする必要も感じませんが、ここも削れるよ、って事で。優先度は低いです。
ー追記ー
Word Builderの方でもう一つありました。
下の画像は、PHRASES>Englishの一番上にある「A Hero Will Rise」の「Rise」の部分です。(クリックで拡大)

実際ここを弾くと、ウチの環境では音飛びしました。もっと良い環境でも和音で鳴らすと音飛びするかもしれません。
で見てみると「A」と「E」が同時に発音されてます。しかもまだ「r」が若干鳴っています。つまり一瞬だけ3音鳴っている状態。
しかし「E」のボリュームは0。全く意味が無いどころか処理の無駄です。
なのでこれを矢印の様に短くします。これだけでVOICESモニタで実際に発音数が1音減り、音飛びが無くなりました。
リリースを削るよりこちらのほうがかなり有効です。やってみる価値アリ!
次に、「Purge」を使用する。
Purgeを使うと、再生されたサンプル以外を削除します。断言は出来ませんがこれでもオーバーフローが抑えられた様な気がします。
やりかたはマニュアルに書いてあります。
纏めると(これらが必ずしも必要になる訳ではない)
・最小限の構成
・バッファサイズを程よく大きめに
・音が一部途切れたらリリースを削除
・Word Builderで無駄な発音を削る
・Purgeしてみる
これを踏まえてテンプレを作って行きます。
(検証用に実際に作った曲データを最後にUPしておきます)
概要として、ここを参考にするとイメージを掴みやすいかも。
まず、ソフトに付属のLogic用チュートリアルを参考にしてオブジェクトを配置します。
見落としやすい注意として、
・QLSCの音色は「Multis」フォルダの中のデータを使う
・PLAYをインサートしたチャンネルストリップは、MIDIチャンネルを「すべて」に設定
他はチュートリアルの通りに。これで歌うと思います。
(フィジカルインプットのSUMはいじらなくても良いかも)
ーーーーー
チュートリアルで音を鳴らす事が出来たら、今度はデータ化の行程です。
録音方法ですが、Word Builderがスタンドアローンである為オフラインバウンス出来ないので、リアルタイムバウンスで行います。
ただ、Logicに入力されているレベルが異様に小さいので、Gainなどのプラグインでボリューム調整した方が良いです。
後、Word Builderのリセット用に、エンバイロメントでボタンを作っておくのも良いかも。

これをチュートリアルで作成したMIDIインストゥルメントに繋ぎます。
設定はCC#20を、数値は最低、最大も127で。これだと解りにくい事もあるのでどちらか一方でも構いませんが、その場合もちろん2回クリックしないとリセットされません。
これで台詞が最初から発せられる様になります。
こういった流れで1パートずつ録音して行きます。
発声がちょっと不安定な部分があるので、出来上がったオーディオファイルに対してオートメーションでボリューム調整や、Compをかける等の調整が必要かもしれません。実際ちょっといじりました。
最後にソプラノ、アルト、テナー、バスの4つのオーディオファイルを纏めて出来たのがコレです。
Choir Sample
歌詞はWord Builderのテンプレにある「The Dragon is Sleeping」です。台詞調整はしてません。
という訳で、Mac miniでも何とか作業出来そうです。大容量サンプル音源なので重くはなりますけどね!
だけど良音には替えられないからねぇ。
まずQLSC単体を試したんですが、特に問題無く再生、演奏出来ました。
が。Word Builderでの使用はちょっとキツいです。
発声というか台詞にもよりますが、ディスクよりCPU処理のほうで処理が追いつかず音が飛びます。5音以上の和音や、速い演奏だと顕著になります。
インストール先は外付けHDD(FW800)ですが、上記の通りCPUのほうが音を上げるので、ディスクI/O的には内蔵でも問題無い様に思います。
ですがLogic Proでの使用だと、Word Builderをスタンドアローンで立ち上げる必要がある為(というかPlug-inで使えないため)、4声で歌わせる事が元々出来ない模様。
という事は、1パートずつ録音してオーディオファイル化するって事で、それならばレイテンシの問題は別録でやればその時点で解消出来る訳で、多少バッファ(と台詞)を調整すれば行けそうです。
って事で、LogicにQLSC/Word Builder専用のテンプレを作る事にしました。
ーーーーー
とりあえず処理を軽くする為に、まず無駄なトラック/プラグイン/Instsは全て削除。必要最小限の構成にします。
次に色々試してみて、オーバーフローを抑える為に有効だろうと思う対処法を考えました。
QLSCを買ったばかりなので見落としてるかもしれませんが、発音数はQLSCの発音リミット設定を無視してどんどん鳴ります。
「歌わせる」という仕様上、色々な発音のサンプルを用意しないといけないのでしょうがないのですが、これがオーバーフローの原因でもある事は確か。
1声で再生する分にはかなり抑えられますが、それでもたまに音が飛んでしまいます。
って事でもしそうなったら、「リリースを削除する」という手があります。

リリース用の音は左側のチェックを外す事で発音させない様にできます。これによって処理が軽くなります。
ー追記ー
今日本家East Westのサイトにあるチュートリアルを見てたんですが、その中で他のレイヤーのリリースも削除していました。いやー気付かなかったわw。これでさらに処理を軽く出来ますね。

これと同じ様に、Word Builderの台詞のリリースも出来る限り短くして次の音にかぶらない様にすれば、発音数が稼げて処理軽減に繋がるかもしれません。そこまでする必要も感じませんが、ここも削れるよ、って事で。優先度は低いです。
ー追記ー
Word Builderの方でもう一つありました。
下の画像は、PHRASES>Englishの一番上にある「A Hero Will Rise」の「Rise」の部分です。(クリックで拡大)

実際ここを弾くと、ウチの環境では音飛びしました。もっと良い環境でも和音で鳴らすと音飛びするかもしれません。
で見てみると「A」と「E」が同時に発音されてます。しかもまだ「r」が若干鳴っています。つまり一瞬だけ3音鳴っている状態。
しかし「E」のボリュームは0。全く意味が無いどころか処理の無駄です。
なのでこれを矢印の様に短くします。これだけでVOICESモニタで実際に発音数が1音減り、音飛びが無くなりました。
リリースを削るよりこちらのほうがかなり有効です。やってみる価値アリ!
次に、「Purge」を使用する。
Purgeを使うと、再生されたサンプル以外を削除します。断言は出来ませんがこれでもオーバーフローが抑えられた様な気がします。
やりかたはマニュアルに書いてあります。
纏めると(これらが必ずしも必要になる訳ではない)
・最小限の構成
・バッファサイズを程よく大きめに
・音が一部途切れたらリリースを削除
・Word Builderで無駄な発音を削る
・Purgeしてみる
これを踏まえてテンプレを作って行きます。
(検証用に実際に作った曲データを最後にUPしておきます)
概要として、ここを参考にするとイメージを掴みやすいかも。
まず、ソフトに付属のLogic用チュートリアルを参考にしてオブジェクトを配置します。
見落としやすい注意として、
・QLSCの音色は「Multis」フォルダの中のデータを使う
・PLAYをインサートしたチャンネルストリップは、MIDIチャンネルを「すべて」に設定
他はチュートリアルの通りに。これで歌うと思います。
(フィジカルインプットのSUMはいじらなくても良いかも)
ーーーーー
チュートリアルで音を鳴らす事が出来たら、今度はデータ化の行程です。
録音方法ですが、Word Builderがスタンドアローンである為オフラインバウンス出来ないので、リアルタイムバウンスで行います。
ただ、Logicに入力されているレベルが異様に小さいので、Gainなどのプラグインでボリューム調整した方が良いです。
後、Word Builderのリセット用に、エンバイロメントでボタンを作っておくのも良いかも。

これをチュートリアルで作成したMIDIインストゥルメントに繋ぎます。
設定はCC#20を、数値は最低、最大も127で。これだと解りにくい事もあるのでどちらか一方でも構いませんが、その場合もちろん2回クリックしないとリセットされません。
これで台詞が最初から発せられる様になります。
こういった流れで1パートずつ録音して行きます。
発声がちょっと不安定な部分があるので、出来上がったオーディオファイルに対してオートメーションでボリューム調整や、Compをかける等の調整が必要かもしれません。実際ちょっといじりました。
最後にソプラノ、アルト、テナー、バスの4つのオーディオファイルを纏めて出来たのがコレです。
Choir Sample
歌詞はWord Builderのテンプレにある「The Dragon is Sleeping」です。台詞調整はしてません。
という訳で、Mac miniでも何とか作業出来そうです。大容量サンプル音源なので重くはなりますけどね!
だけど良音には替えられないからねぇ。
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